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皆様こんにちは 株式会社船井総合研究所の中井将司です。

本日のコラムでは一番店が取り組むべきWebマーケティングについてお話をいたします。

結論から言えば『短所是正のWebマーケティング戦略』が今後の集客最大化には必要になります。現在Web集客に取り組んでいるが、効果が見えにくいという地域一番店の方はぜひやり方を見直す機会として今回のコラムをお読み頂ければ幸いです。

ではなぜ地域一番店こそ短所是正のWeb広告を実施しなければならないのか?またそもそも短所是正のWebマーケティングがどういうものかをご説明します。

まず『短所是正のWebマーケティング戦略』とは皆様が一般的に想像されるWeb集客と大きく異なります。実際に多くの法人で実施しているのが『長所伸展のWebマーケティング戦略』です。具体的には集客日に自店の高稼働機種を伸ばすためのWebマーケティングを指しています。

しかし、『短所是正のWebマーケティング戦略』では特定日の集客日ではなく、平日など集客が弱まるタイミングの集客数を最大化させるためのものです。また集客起点も長所であるメイン機種ではなく、今後育成をかけていく現在短所のカテゴリーを対象としたものになります。

まず地域一番店がこれに取り組まれた事例をお伝えします。

【2021年2月・4月対比】

2021年2月2021年4月
20円S稼働12,500枚(40銭)14,000枚(35銭)
4円P稼働15,000発(20銭)17,000発(30銭)
20円S育成カテゴリー
2021年2月2021年4月
ハナハナ7,500枚(30銭)12,500枚(15銭)
バラエティ8,000枚(40銭)13,500枚(20銭)
4円P育成カテゴリー
2021年2月2021年4月
夜パチ14,000発(30銭)17,500発(20銭)

事例店舗ではコロナでの客数減少に対応するため、Web広告の運用を開始しましたが、メイン機中心の販促を行っていました。しかし地域一番店の場合、メイン機は稼働の上げ幅も少なく、効果が出ておりませんでした。そこで取り組んだのが『短所是正のWebマーケティング戦略』です。

ただここで重要な事は強化カテゴリーの選定方法です。ただ短所のカテゴリーを選び、Web広告を運用するだけでは成功致しません。そこでポイントになるのが商圏内ユーザーのニーズが高い機種をもとにしたカテゴリー決定とそのコーナー機種構成です。

こちらの事例企業様では商圏内のユーザーがどの機種どのカテゴリーにニーズを有しているのかを分析いたしました。具体的には自店商圏に100人のユーザーがいた場合に、どの機種に興味を持っているユーザーが多いかを常に分析しております。そして今回の強化カテゴリーを決める際にもそのニーズを分析し、自店商圏のユーザーがどういうカテゴリーに現在ニーズを持っているのかを分析し、集客企画・販促の方針を決定していきました。つまり潜在的なニーズが高いカテゴリーを全国のニーズと比較分析して決めていったのです。

その結果、短所ではありつつも、自店商圏内のニーズが高い機種で販促をかけたことで集客に成功致しました。短所是正をする際にはそのカテゴリーが商圏内ユーザーからニーズがあるのかないのかの把握がたいへん重要になります。そこを誤り、ニーズがないカテゴリーを選択した場合にはいくら調整を変えても育成にたいへん時間を要し、効果的ではないのです。

本日は地域一番店が取り組むべきWebマーケティングについて解説させていただきました。
参考になれば幸いです。