PLP BLOG
ぱちランぺ ブログ

皆様こんにちは
株式会社船井総合研究所の中井将司です。

■ はじめに

4月に入りスマスロ北斗の導入が始まりました。初動についてはかなり好調なスタートを切っており、GWでの集客最大化に向け大いに期待されている店舗様も多いかと思います。そういった状況下で各種SNSやWeb広告など様々な販促手段に投資をして集客最大化を狙うことは必須でしょう。

ただここで意識しておいてほしいのが販促費の効率化・適正化です。販促費をかけることは重要ですが、いかにローコストで最大限の効果を発揮できるか?を確認いただければと思います。本日は各種販促の中でもまもなく料金プランが変更される公式LINEアカウントについてお話しできればと思います。

■ 6月からの変更点

変更内容についてはもう認識いただいているかと思いますが、下記のような形でプラン毎に無料通数が変更されます。

特に大きな変更点として挙げられるのがライトプラン(5,000円)について追加メッセージが不可であること、つまり今までは10,000通配信し、5,000円で済んでいたものが、今後はスタンダードプラン(15,000円)でなければ配信が不可能になるという点です。

小型店の多くが今までライトプランを活用していたかと思いますが、今後は5,000通になること、また追加メッセージが不可であるということから、おのずとスタンダードプランに移行しなければならなくなります。

また従来スタンダードプランを使っていた法人についても45,000通から30,000通に変更されることで、多くの法人で超過するケースが予測されます。具体的には下記の表を見ていただければと思います。

こちらの赤塗の部分が45,000通を超過しているものになります。
続いて変更後のシミュレーションを見ていただければと思います。

こちらが変更後のパターンですが、上限が30,000通になることで月10回の配信だとしても友達数が数千人いる大型店であれば大半の店舗が超過するでしょう。

これらのようにプラン変更後も従来通りの配信を継続していれば、基本的には販促費の高騰が生じます。これらのコスト高騰を防ぐ手段として大きく3つの手法が存在します。

■ LINEコスト適正化に向けて

LINEコストの削減に向け、現在様々な法人がとっている手法として下記の3点があります。
  1. ① LINEツール導入によるセグメント配信
  2. ② オープンチャットの活用
  3. ③ 複数のLINEアカウント運用

①についてはLINEツールを活用し、各ユーザーごとにタグをつけ、配信ごとにその配信内容が必要なユーザーにのみ配信し、販促費を下げるというものです。例えば土曜日の配信内容にの未反応するユーザーには平日の配信はなくし、土曜日のみ配信するといったものです。

②については各法人がすでに取り組み始めており、コスト削減の手法としてはたいへん有効かと思います。もちろんオープンチャット内の管理の面で工数はかかりますが、LINEの配信コストの削減という点では十分に効果を発揮します。

③については、とある法人ではLINEアカウントを2つ用意し、アカウント①はPworldやDMMなど外部サイトから登録可能、アカウント②は店内のQRコードからのみ登録可能とし、各アカウントが超過しないように調整をしていますが、各アカウントで配信設定を行わなければならず、工数の面であまり推奨はできません。

主には上記3点がありますが、その中でも特に推奨させていただくのが①LINEツール活用です。②③についてもコスト削減という点では有効ですが、集客数最大化という点では効果的ではありません。しかしLINEツールでは、土曜日に集客できるユーザー層には土曜日の案内を最大化させることやシナリオ配信をつかった集客力アップなど様々な集客効果が見込まれます。

■ 結論

本日はLINEコストの適正化についてお話しいたしました。6月の料金プラン変更では多くの法人がコストの高騰に悩まれるかと思います。そういった中で様々なコスト適正化の手法はありますが、ただコスト削減ではなく、同時に集客数アップに繋がる手法を見出すことが推奨されます。LINEコストを削減しながら集客数アップも達成したいという店舗様はぜひ一度LINEツールの活用について検討いただければ幸いです。