地域三番店が取り組むべきWeb戦略
皆様こんにちは
株式会社船井総合研究所の中井将司です。
本日のコラムでは地域三番店に取り組んでいただきたいWeb戦略についてお話しいたします。
■ 地域三番店が取り組むべきWeb戦略
結論からお話しいたしますと、地域三番店が今後集客数最大化を目指すにあたって取り組んでいただきたいことは「特定日×ニッチカテゴリー」のWebマーケティングになります。より具体的にお伝えするならばスロットバラエティを基軸としたWebマーケティングが必要になります。成功事例
関西郊外型500台併設店
6号機バラエティ(12台) | 4,000枚(25銭) |
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5号機バラエティ(12台) | 12,500枚(15銭) |
平均稼働 | 7,500枚(35銭) |
6号機バラエティ(12台) | 16,000枚(15銭) |
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5号機バラエティ(12台) | 11,000枚(30銭) |
平均稼働 | 9,500枚(35銭) |
こちらの店舗で取り組んだ戦略は6号機バラエティを集客起点としてWeb集客を実施し、そのあふれ客を5号機バラエティで受け止め粗利確保するといったものになります。
もちろんバラエティといっても店内に設置している全バラエティ機種ではなく、その中から12台を選抜して実施しています。この12台にはバイオ7や頭文字Dなどの6号機バラエティでも稼働実績が高い機種で実施したのでは?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかしこちらの店舗ではそのような機種はバラエティ内に設置しておらず、11月でいえば下記の機種で16,000枚を達成しておりました。
- 天下布武4
- エウレカセブン3
- 吉宗3
- シャア専用パチスロ逆襲の赤い彗星
- アカメが斬る!
- 聖闘士星矢海王覚醒Special
- パチスロラブ嬢2プラス
- 押忍サラリーマン番長2
- Angel Beats!
- 鉄拳4デビルver
- エヴァンゲリオンAT777
- 豪炎高校應援團 檄
これらの機械は一見高稼働するような機種ではないものが多数を占めますが、Web集客を実施しながらこれらのバラエティを好むユーザーにピンポイントでWeb広告を配信し、企画を伝えることで集客に成功した事例になります。
■ なぜバラエティ集客なのか?
この事例を見ていただいたときになぜ6号機バラエティで集客するのか?と疑問に思われた方も多いかと思います。実際に私も多くの企業様のご支援に関わる中で好調なぱちんこ高時速機を基軸に集客はだめなのか?とご質問をいただきます。
その答えとして、私が推奨させていただいているのが、地域一番店が真似をしないニッチ戦略の実行になります。直近の稼働実績が良いぱちんこ高時速機においては多くの商圏で地域一番店が最多台数を導入し、主導権をとっています。
そういった状況下ではいかに地域三番店がWeb集客で伝えようとも台数規模によって、集客効果が薄れてしまうケースが散見されます。そういった背景から一番店が取り組まないニッチカテゴリー、かつ、広域集客を可能とするスロットという観点で考えた際に6号機バラエティを基軸とした集客が有効となってきます。
そして6号機バラエティを実施するにあたって必要になるのがWeb広告による集客です。以前のコラムでもお話ししましたが、6号機バラエティのようなニッチカテゴリーで集客をするには、そのニッチカテゴリーを好むユーザーだけに向けたセグメント別Web集客が必須になります。
具体的手法については過去のコラムを読んでいただければと思いますが、ユーザー全体への配信では効果が上がらず、無駄にコストのみ消費してしまいます。これはメイン機での集客の際も当てはまりますが、その集客起点に近しい遊技嗜好を持つユーザーにピンポイントでWeb広告を配信することが、Web集客成功には必須になるのです。