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皆様こんにちは 株式会社船井総合研究所の中井将司です。

本日のコラムでは1月末の撤去以降も客数を維持するためのWeb戦略をお話しいたします。

■ 1月末に向け取り組むべきこと

現在皆様が最も悩んでいる課題に一つに5号機撤去による顧客の離反があるのではないでしょうか?実際にこの一か月で「1月末の撤去後も客数を落とさないために何をすべきか?」というご相談を多数いただいております。

おそらく多くの店舗ではスロットの稼働を5号機、特に番長3などのいわゆる5号機メイン機がけん引しているかと思います。そういった状況下で1月末の撤去以降も客数を維持するには、番長3などの5号機ユーザーを離反させずに守り切ることが重要になります。

もちろん5号機撤去後も市場客数は維持され、自店の5号機ユーザーも6号機に移行する可能性もございます。しかしそこで改めて考えていただきたいのが過去の初代バジリスク絆や凱旋、沖ドキなどの撤去前後での客数比較です。

おそらくほとんどの商圏ではそれらの機種の撤去時に客数が大きく下がったのではないでしょうか?

今回の1月末の撤去においても同様に一定の客数は減る可能性が高く、そのユーザーをいかに離反させないかが今後の業績を作るうえで重要になります。

その対策の一つとしてご提案させていただいているのが、番長3などの5号機ユーザーにピンポイントに絞ったセグメント別Web集客です。

※セグメント別Web集客については過去のコラムでも解説しておりますので詳細は過去のコラムをご覧いただければと思います。

■ 年始に取り組むべきセグメント別集客

今回のコラムでは過去の成功事例ではなく、私がご支援の中でクライアント企業様にて現在進めさせていただいている集客施策をお伝えさせていただきます。

結論としては先ほどお話しした5号機ユーザーに絞ったWeb広告の配信です。具体的に1社挙げるとするならば、下記のようなセグメントで1月末に向けWeb集客を実施いたします。

① 番長3受け皿戦略
  • ターゲット:番長3ユーザー
  • 受け皿:絆2、番長ZERO
② 他5号機受け皿戦略
  • ターゲット:まどマギ2筆頭に他5号機バラエティ
  • 受け皿:6号機バラエティ企画
③ CR機受け皿
  • ターゲット:北斗無双、漆黒中心にCR機
  • 受け皿:P機ミドル(エヴァ、ユニコーン等)

上記のような戦略をご支援先では実施しています。このように番長3ユーザーには受け皿として番長ZEROと絆2を訴求するといったセグメント別LPとそれに合わせた配信が1月末に向けては効果的だと想定されます。

■ ピンポイントWeb集客について

上述した戦略を実施するには1機種ピンポイントに絞ったWeb広告運用が必要になります。 皆様の中には1機種に絞り配信するには一定の検索ボリュームが必要になり、番長3でそれが可能なのか?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

その認識は正しく、1機種に絞って配信するにはその機種が一定の検索ボリュームを有することが必要になります。そして、本来であれば番長3のような過去の機種は検索ボリュームがほぼなく、ピンポイント配信はほぼ不可能になります。

しかしそれが12月以降は可能になっております。その背景としてYoutube上での番長3動画が増えたことが挙げられます。様々なYoutubeチャンネルにて撤去機種の実践動画が挙げられることにより、ユーザーもそれに追随し、番長3の検索数が12月以降増えております。

そういった状況下では番長3に興味があるユーザーがネット上に増え、そのユーザー層に絞って広告を打つことが可能になります。

過去の高射幸機撤去時も同様の現象が発生しましたが、撤去前2か月は撤去機種関連の実践動画やツイートがあふれることにより、一般ユーザーの検索数も増え、撤去機に興味があるユーザーにピンポイントに広告を打つことが可能になります。そして、過去の高射幸機撤去の際にも私のご支援先では同じような戦略を実施し、受け皿機種への誘導に成功しております。

■ 結論

今回は1月末に向け、撤去機種の受け皿育成に向けたピンポイントのWeb集客についてお話しいたしました。1月末以降、撤去機種ユーザーを離反させずに受け皿に誘導したいという方はぜひこれらの取り組みを推進頂ければと思います。