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皆様こんにちは 株式会社船井総合研究所の中井将司です。

今回のコラムでは12月の集客最大化に向け、今から準備しておくべきこと、 またスマスロ導入後Web集客に取り組むにあたって気を付けるべきポイントに ついてお話しいたします。

■ スマスロでWeb集客が変わる?Web強者と弱者の差は?

12月の業績アップに向けてまず念頭に置いていただきたいのが「スマスロ導入によってWeb集客が大きく変化する」ということです。より正確に言えば、スマスロ導入によりスロットユーザー全体の活性化が見込まれ、11月末から年末にかけWebによる集客力が増すことが予測されます。

ただ、ここで要注意なのがWeb集客をやり切れている法人とただWeb広告を配信している法人では集客力において大きな差が開くことが見込まれます。 では、Web強者と弱者の違いは何か?それはWeb広告の配信の精度です。より具体的にお伝えすると、今配信しているWeb広告は本当にスロットユーザーに届いているのか?です。

このような話をした際に、自社の広告がユーザーに届いているかについてはどう判断すればよいか?とよくご質問をいただきます。結論でいえば下記の場合はユーザーに配信されていない可能性が高いと言えます。

☑広告配信時のキーワードごとの広告表示回数順でトップが新台ではない

広告配信時に副産物としてどのキーワードに反応して広告が表示されたか?のデータを収集できます。船井総研ではこのデータをもとに検索ニーズを出しておりますが、各機種の表示回数順からうちの商圏でいえばどの機種が検索されているか?というのが判断可能になります。
このデータを広告代理店からいただいた際に、この時期でいえばトップにバイオやとある科学の超電磁砲、鉄拳4アルティメットデビルが入っていなければ、そもそもスロットユーザーに配信されていないということになります。

☑設定キーワード数が30万以下

今ぱちんこスロットユーザーが検索しているキーワード数の総量は30万以上存在します。例えばエヴァ15であれば、それだけで数千キーワードも検索されており、全機種含めると30万以上の検索がされている状態です。
船井流Web集客ではこれらの30万以上のキーワードを検索している方に向けて配信するためぱちんこスロットユーザーに届くのですが、そもそものキーワード数が少ない場合にはいくら広告を配信してもスロットユーザーには届かない可能性が高くなります。

☑設定キーワードの一覧を見た際にスロット以外のキーワードが入っている

これは上記の30万以上のキーワードを設定できていたとしても、関係ないキーワードが入っていないかどうか?の話です。
よくあるミスに今回のとある科学の超電磁砲を遊技したいと考えているユーザーを集客しようとした際に、それ関連で2000キーワードを設定したとしても、「とある アニメ」などのスロット以外のキーワードが入っていれば、ただアニメ好きに配信され集客できません。
たかがアニメと入っているだけでとおっしゃる方もいますが、とある科学の超電磁砲と検索される方の中でスロットユーザーは何割いるでしょうか?このような大型版権になると、スマホアプリやアニメ、ラノベなどを検索する方の方が圧倒的に多く、「とある アニメ」というキーワードで全く関係ないユーザー層に大量に配信されてしまうのです。

3つのポイントをお話ししましたが、代理店に確認し、もし一つでも当てはまる場合にはそれは失敗しているリスクが考えられます。

スマスロで業績アップを狙う際にWeb集客はたいへん重要になります。ただそもそも上記3つの点でミスをしている場合には、いくら配信しても成果は上がりません。
まずはこの1,2週間でそこを見直していただければと思います。

■ 10月から見られ始めたユーザーの行動の変化

冒頭でスマスロによってWeb集客が大きく変わるとお話ししましたが、その背景にスロットユーザーのWeb上での行動の変化があります。

具体的にはこれまでとの違いとして、スロット新台への導入前段階での検索数の上昇が挙げられます。6.5号機においてもそれは同様で、犬夜叉やカバネリ、鬼武者、バイオなどの主要機種もその傾向にありますが、新台発表時から導入前までの期間におけるユーザーからの検索が増えているのです。

6.5号機以前でいえば導入前に関心を集めた機種としてはバジリスク絆2や番長ZERO以外はほぼ存在しませんでした。しかし、6.5号機導入以降は新台導入後ではなくそれ以前からユーザーの興味関心を獲得するような機種が増えてきました。

実際に導入前の段階から検索ニーズにおいて番長ZERO以上を獲得した機種としては、下記が存在します。

  • 犬夜叉
  • カバネリ
  • 新鬼武者2
  • バイオハザードRE2
  • ヴァルヴレイヴ
  • Hey!エリートサラリーマン鏡

また先日スマスロSAOが発表されましたが、スペックの詳細が出ていない段階でも本機種の検索は増えており、ユーザーからのスロットに対する期待度は昨年までの水準と大きく変わっているのが明白です。

このように期待度が変わることで、ユーザーからのスロット関係の検索数は増え、そこへのアプローチが求められるのです。

■ 今後取り組むべきポイント

12月の業績アップに向けて取り組むべきポイントは下記2点です。

①既存のWeb集客の見直し

前述した様にWeb集客において配信制度が悪いというのは今後致命的になってきます。ユーザーの興味関心が高まる中で、そもそもそのユーザー層に広告が届かないということになれば、それだけで競争力の低下は免れません。 まずは既存のWeb集客の見直しを行っていただければと思います。

②スマスロユーザーへのピンポイント販促

次に取り組む点としてはスマスロ検索ユーザーに向けたピンポイントのWeb販促です。検索ニーズをもとに想定すると、もし商圏内に100人のユーザーがいるならばそのうち10人は今の段階でもスマスロを検索しているユーザー層になります。
今後の業績アップに向けてはその層の集客が必須であり、そこに向けた高精度なWeb集客の実行が求められるのです。

■ 結論

本日は12月の業績アップに向けてお話をさせていただきました。スマスロ検索が増える中で、そのユーザー層をいかに集客するかが今後の業績アップのカギになります。
ただ気を付けるべきポイントとして、市場が活性化しても全企業がそれを享受できるわけではないという点です。

高精度なWebマーケティングに取り組めている企業と、ただWeb広告を行っているだけの店舗では競争力の差が広がり続けると想定しています。
まずは既存のWebマーケティングの見直しをこの11月に実行いただければと思います。