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皆様こんにちは
株式会社船井総合研究所の中井将司です。

本日のコラムではLPとWeb広告を実施している企業の9割以上が陥っている失敗についてお話をいたします。
現在Web広告を運用されている企業の皆様はぜひGWに向けて広告運用のやり方を見直す機会として今回のコラムをお読み頂ければ幸いです。

まず結論として単なるセグメント別配信では集客に繋がらないという認識を持つことが重要になります。 「自社ではちゃんとセグメント配信しています」という企業様が多いかと思います。
しかし、私の経験上、そのうち9割以上の店舗ではセグメント別配信に失敗されています。
では具体的にどのようなやり方が成功するのか?

弊社が提唱する「船井流Web集客」では数年前から顧客属性別のセグメント配信が重要とお伝えしておりますが、ここでの集客に成功するセグメント別配信とは「ユーザー属性×遊技機種×掲載サイト×疑似リターゲティング」を活用してのものになります。まずそもそものセグメント別配信がこのやり方でなくては集客には成功致しません。

つまり具体的には「番長3専門ページを持ち、番長3ユーザーに向けた配信実施する」というやり方はよくある失敗のパターンです。もし現在このパターンだという企業様は至急見直しいただく必要がございます。

本日のコラムでは、ではWeb集客に成功するセグメント別配信がどういったものかを弊社船井総研のクライアント企業様の事例をもとにご説明いたします。

まず事例数値ですが下記になります。

こちらの企業様は1月に緊急事態宣言が発令された地域の店舗様になり、10月1月で商圏人口は90%となっており、商圏内で自店のみ客数シェア・客数・稼動ともに成功された店舗様になります。

ではこちらの企業がどのような戦略をとったかですが、それが下記になります。

今回はこのうち一つのセグメント配信についてご説明いたします。船井流Web集客におけるセグメント別配信は「ユーザー属性×遊技機種×掲載サイト×疑似リターゲティング」と冒頭にて説明いたしました。 具体的に番長3専門LPを上げるとするならば、下記のようなWeb集客を実施しました。

はじめに番長3を集客するにあたり、ターゲット選定が重要になります。
具体的には全国の回遊データ自店商圏内の回遊性を分析し、回遊性が高い機種を遊技しているユーザーをターゲットといたしました。具体的な機種名は割愛致しますが、番長3ユーザーのみではなく、回遊性が高い他機種の遊技ユーザーに向けて配信することが重要となります。

で、それらを簡単にまとめると、「過去凱旋を遊技しており、現在は番長3と回遊性が高いスロットを遊技しているユーザー」をターゲットに設定しました。またそれらのキーワードをもとにLPに流入したユーザーには疑似リターゲティングを実施することで、集客精度を高めています。

そしてバナーの掲載サイトについては競合店広告を分析したうえで、競合店広告が出稿されているサイトについては競合店広告のクリック単価の+10円の単価設定で広告配信数を増やし、競合広告が出ていないサイトではクリック単価を10円以下まで抑えることでローコストでの集客につなげました。 またその結果集客に成功するのみならず、広告費用も他の広告代理店で実施されていた時の1/4ほどまでの削減にも成功されています。

今回番長3集客に絞ってお話しましたが、これが「船井流Web集客における集客に成功するためのセグメント別配信」となります。一般的には「番長3専門ページを作り、番長3を遊技するユーザーに向けて広告を配信する」というやり方をセグメント別配信と読んでいますが、これでは全く成功せずコストのみが浪費される一方です。

Web集客はこのコロナ禍でも集客数アップに繋がる方法になりますが、GWを迎えるにあたり今一度自店がされているセグメント別配信が成功するやり方なのかを見直すきっかけとしていただければと幸いでございます。