Webページの「分析」「改善」の具体的手法とは?
効果測定をしましょう!
ページのユーザーの行動を分析しましょう!
次回の広告施策改善につなげましょう!
...それはもちろん理解しているし、やろうとは考えているし
やりたいけど具体的にどうしたら良いのかがわからない。
セミナーやWeb販促提案を受けたことがある方や
Web集客の情報などを見たことがある方は
そのように思っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では 「分析」「効果測定」「改善」 を
具体的にどのように行っていくかについてご紹介いたします。
この記事は以下のような方に向けて書いています。
- パチンコ店でWeb施策を考えている方
- ページの分析って何をすればよいのかわからない
- Web施策に対しての効果測定がしたいけどイメージできない
- とりあえずWeb広告やっているが「とりあえず」をやめたい
- そもそもWeb広告が効果あるのかわからない
Web広告を見た人はどんなフローで来店するのか?
例えば、広告に興味をもってクリックし、ページへ流入しても内容に興味を持たれずに、開いた直後に多くのユーザーが離脱してしまっていては、広告の効果を最大化することはもちろん、 来店へ繋げることは困難です。Web広告を見てから来店するまで、ユーザーがどのような感情をもって行動をしているのかを具体的にイメージすることは、Web施策の改善を行うためにはとても重要なことです。
以下は、Web広告を見た人がパチンコ店に来店するまでの行動や、感情の一例を具体的にイメージしたものです。
- 1:Web広告を見る(なんの広告だろう?)
- 2:Web広告に興味を持ち、クリックする(新台で◯◯が入るんだ、知っている店だ。知らない店だ。見てみよう。)
- 3:ページを開く(どんなページなんだろう?)
- 4:ページの内容に興味を持つ(新台は◯◯台入るんだ。他にもこんな台があるんだ。この日はアツいのかな?スロットは加熱式タバコ吸えるんだ。各台計数なんだ 等)
- 5:来店検討を行う(どこの店だろう?駅から近いのかな?駐車場あるのかな?家や職場からどのくらい時間かかるかな?公式ラインを登録しておこうかな?)
★ 来店(目的の台◯◯はどこにあるかな?)
上記は 「カスタマージャーニー」といい、マーケティングの成果の改善に役立つ本質的な考え方となります。
「カスタマージャーニー」については、弊社の「Webスペシャリスト植村拓哉」が詳しく解説しておりますので、こちらの記事も是非御覧ください。
関連記事: 広告施策決定の大きなヒントに!ペルソナ分析とカスタマージャーニーマップの活用
1からフェーズが進むにつれてユーザーは、よりページ(店舗の情報)に興味を持っている可能性が高くなる、すなわち 「来店の期待度が高まる」 と言い換えても良いでしょう。
特にWeb広告・施策における「改善」とは 5の「来店検討」までフェーズが進むユーザーの数やその割合をどのように増やしていくのか?という取り組みのことを指します。
では、来店検討までフェーズを進むユーザーを確認するには指標のどこを見れば良いのか?
また、その割合を増やすためにはどのような指標を参考にしていけば良いのでしょうか?
各フェーズで確認すべき指標
1:Web広告を見る(なんの広告だろう?)
- - ビューアブルインプレッション数(どのくらいユーザーの目にふれたか?)
2:Web広告に興味を持ち、クリックする(新台で◯◯が入るんだ、知っているor知らない店だ。見てみよう。)
- - クリック数(ユーザーが広告をクリックした数)
- - ビューアブルクリック率(クリック数の割合)
3:ページを開く(どんなページなんだろう?)
- - 平均エンゲージメント時間・ページ滞在時間(ページを見てくれた時間)
4:ページの内容に興味を持つ(新台は◯◯台入るんだ。他にもこんな台があるんだ。この日はアツいのかな?スロットは加熱式タバコ吸えるんだ。各台計数なんだ 等)
- - エンゲージメントがあったセッション数(ページ情報を見てくれた可能性が高いアクセスの数)
- - エンゲージメント率(ページ情報を見てくれた可能性が高いアクセスの割合)
- - ヒートマップ(ページのどこが注目されているか?)
5:来店検討を行う(どこの店だろう?駅から近いのかな?駐車場あるのかな?家や職場からどのくらい時間かかるかな?公式ラインを登録しておこうかな?)
- - イベント数(ライン登録・経路案内バナーをクリックした数 等)
- - コンバージョン率(イベントが発生した割合)
※カッコ内に書いてある数値の説明は厳密で正確な定義ではなく、わかり易い内容に言い換えております。予めご了承下さい。
それぞれの指標は各種分析ツールや広告運用のレポートから確認できます。 これらの指標から改善アプローチへつなげていきましょう。
どのように改善アプローチを行うか?
まず、問題が「ページ流入前」と「ページ流入後」どちらにあるのかをに切り分けて考えます。
そして「広告」と「ページ」改善が必要なのはどちらなのかを考えます。
- 1:広告予算の増額(予算は十分に足りているか?)
- 2:ターゲティングの見直し(配信すべきユーザーに配信できているか?)
- 3:広告内容の改善(ユーザーの興味を引く内容となっているか?)
- 4:広告手法の改善(検索・ディスプレイ・動画等、適切な媒体を使用しているか?)
↑ページ流入前(広告改善)
↓ ページ流入後(主にページ改善)
- 5:ページファーストビューの見直し(開いた瞬間に閉じたくなる要因は無いか?表示が遅い、画像が荒すぎる、見ずらい、不快な情報がある 等)
- 6:広告とページの関連性の見直し(広告をクリックしたあとのページのが広告と関連しているか?)
- 7:ページ情報の見直し(店舗の魅力をアピールできているか?見やすくまとまっているか?)
Web施策に取り組んでいて改善を考えているホール様で 「どこを改善したらよいか」といった部分が明確化していないケースが見受けられます。
問題を明確に認識できていない場合「何かが悪いから直したい」といった気持ちだけが先行し、 行動に見合った結果を得られないことにつながってしまいます。
施策が終わった後は必ず「どこに問題があったのか?」というのを確認し、明確に課題を認識して改善の施策を検討しましょう。
では、実際に現場で「よくある課題と改善例」を次の章でご紹介させて頂きます。
よくある課題と改善例
【課題】Web広告を行っているが、ページヘの流入数やその割合が少ない。
広告改善
広告内容がユーザーの興味を引く内容となっているか?適切なターゲティングができているか?予算は十分か?
広告の改善を検討しましょう。
【課題】ページを開いてすぐに離脱している(ページ情報が見られていない)
広告改善
広告はページと関連しているか?広告を見てクリックしたページに関連性を感じないと、別の情報だと思いすぐに離脱してしまうユーザーが増えます。
ページ改善
ページを開いた瞬間に閉じたくなる要因は無いか?表示が遅い、画像が荒すぎる、見ずらい、不快な情報などはないか?ページファーストビューを見直しましょう。
【課題】ページの内容に興味を持ってもらえていない(ユーザーエンゲージメントがとれていない)
広告改善
興味があり、クリックした後のファーストビューが別のページだとユーザーに認識されてしまうと、すぐにページから離れてしまう可能性が高まります。
広告とページのファーストビューに関連性があるかを確認しましょう。
ページ改善
こちらも広告と同様に広告とページのファーストビューに関連性があるかを確認しましょう。
また、店舗の魅力をアピールできているか?ページ内は見やすくまとまっているか?
情報が見づらかったり、魅力を感じてもらえなければユーザーは離脱します。
店舗のストロングポイントを再確認するとともに、その情報が伝わりやすい内容になっているかを確認しましょう。
各指標から改善につなげて機会損失を最小限に抑えましょう。
せっかく高い機械を導入したり、ユーザーが面白いと感じてもらえる施策を打ち出していても、ユーザーの利便性が悪いなどと言った理由で機会損失をしてしまうケースが多々あります。
企画ももちろん重要ですが、せっかく考えたその企画がユーザーにうまく伝わらなくては意味がありません。
ユーザーがどのような体験をしているかは、実際のユーザーになったつもりでサイトにアクセスしてみて、 広告を見てサイトへ入ってきた人の疑似体験をご自身でしてみることも重要です。
疑似体験は一人で行うと、その人独自の考え方に偏りすぎてしまうケースもありますので、
複数人で行いページの利便性や伝えたいことが伝わる動線となっているか等を議論すると、より改善の精度が高まることが期待できます。
当記事でご紹介した指標は各種分析ツールや広告運用のレポート等でご確認いただけます。 これまでご紹介した各種広告効果の測定指標について「どのように確認したら良いのかわからない」という方もご安心下さい。
シー・エフ・ワイでは、Web専門チームメンバーが ウェブ解析士やGoogle広告認定の資格を取得しており、 パチンコ店様のWeb集客に繋げる分析の最適設定や運用方法についてもサポート させて頂いております。 また、ページ内にどのような内容を掲載したら良いのかといったご相談も承っております。
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