皆さんのWebページ大丈夫ですか?~そのWebページがダメな理由~
こんにちは! 株式会社シー・エフ・ワイ Webマーケティング事業部の植村です。
突然ですが皆様!皆様が使用されている店舗のWebサイトは今の状態で本当に大丈夫でしょうか?大丈夫だと胸を張って言える状態になっておりますでしょうか?
現在使用されているサイトを分類すれば、主にポータルサイト・自社サイト・広告用のランディングページに分けられるかと思います。
まだまだポータルサイトの使用が多い現状ですが、どの媒体を使用するのか関係なく、作成されているページの作りがちょっとどうかなと感じてしまう店舗が未だに見受けられます。
本記事ではどのサイトがいい、ランディングページを使うべき…などという議論は一旦横に置きまして、どのような考えでページが構築されているべきなのかということをお話できればと思います。
お客様の流入意図はどこにある?
ウェブサイトの訪問者はほとんどがお客様・パチンコユーザーです。 お客様は何らかの悩みや意図を持って検索し、その悩みを解決できそうなサイトに流入します。
そしてサイト上でお客様の悩みを解決することができれば、来店への検討度合いを強めてくれるようになります。
では、お客様はどのような悩み(意図)を持っているのでしょうか。 いくつか例を記載します。
- 近くのパチンコ店を探したい。
- 店までのアクセスを知りたい。
- どんな新台が入っているか知りたい。
- 自分の打ちたい台があるか知りたい。
- どのレート(低貸)があるか知りたい。
- 入場方法(並び・抽選)と時間が知りたい。
- 島図を確認したい。
- 何かしらヒントはないか。
このような気持ちでサイトに入ってくると思われます。
ホール側はお客様の来店を目的としていますので、これらの悩みを解決するということを可能な限りWebページ内で行わなければなりません。
サイト内の体験がお客様へのアンサーになっていない
では、以上の観点をもってパチンコ店のWebサイトを確認してみると、思った以上にお客様に寄り添っていない部分が見受けられます。
特に来店したことのないユーザーは、Web上の情報のみで判断することになるので、そこでの体験の印象がそのまま店舗の印象に直結し、せっかくページに流入したのにサイト内のコンテンツの質が低すぎて、そもそも検討のテーブルにも上がらなくなります。
以下のような内容で掲載している店舗は注意が必要です。
- 過去の新台入替の告知がいつまでも貼ってある。
- その新台入替やその他告知の画像もモバイルで見ると認識しづらい。
- ホールの特徴、強みが掲載されていない。
- 島図がない。
- 入場方法の記載がない。
- 自社サイトのリンクが貼ってあるが、自社サイトの内容が特になくリンクに意味がない。
- LINEの案内画像が貼ってあるがQRコードとIDのみでリンクがない。案内がわかりづらい。
- LINEの発信頻度やメリットが不明。
- Twitterやブログも同上。
- 会員募集の画像があるがメリットがわからない。
- 設置台の横長のバナーとリンクを大量に貼っている。
- 機種名一覧の並べ方に一貫性がない。
- 画像の質が低い。
- 音声ありの動画が自動再生されるようになっている。
- 全体的にモバイルファースト、つまりはスマートフォンでの使用を前提としたページになっていない。
まず全体的にモバイルファーストになっていないことが多いです。 新台入替のポスター画像をそのまま転用しているのでしょうが、文字が読めないもの・画像が小さくて認識できないものを平気で貼られています。
さらに画像数も多く、設置台のバナー画像をひたすらに貼られていると、サイトの読み込みも重くなりお客様に余計なデータ通信を強いています。また、機種一覧もあるのでそのバナーから機種ページのリンクの必要性も疑問です。
スマートフォンで閲覧するということは、個々人のデータ通信量は限られたリソースになりますし、wi-fiを使っていても速度があまり早くない状況での閲覧が想定されます。
なのでその環境でも快適に閲覧できるようにするにページ内コンテンツを考えると、よりユーザーの体験が良くなるでしょう。
また、ホールの特徴・強みが掲載されていない、LINEの案内がわかりづらいというのはかなり致命的だと感じます。 お客様は来店やツールの登録に何かしらのメリットや期待感を求めています。メリットがなければ来店もしませんし、LINEも登録しません。 過去の新台入替の画像に一体どのようなメリットを感じてもらえるでしょうか?
ページ内ないしはLINEの情報はその期待に応えなければ意味がありません。こういうメリットがあるから行こうとお客様に思ってもらえる情報配信が重要になります。
まず考えるべきこと
何故このようなページになってしまうのか、それは新台入替でしか集客の手段が無いと諦めて、現状で満足している心理がWebサイト上に表れているからではないでしょうか。
お客様は一体何を求めているのだろう、ということに真剣に向き合っていれば、最低限良くはなくても酷いWebサイトにはならないと思います。
地域密着型を目指すのか、仕事帰りのサラリーマンを狙うのか、主婦層に来てもらうのか、狙うターゲットによって様々な施策が必要です。しかしながら、サイト内のコンテンツからこの層を狙いたいんだなと感じれることはあまり多くありません。
きちんとしたマーケティングに基づいて、どのような店舗を目指すのか・どのようなお客様を大切にしていきたいのか、それらを決めることが大切です。
そして決まったことをベースに施策を決定し、Webサイト上で表現してみてはいかがでしょうか。
新台検査前や開店前の遊技環境確認のように、お客様が直接触れるものとして、自店のWebサイトを大切に育てていけば、きっとお客様も行ってみようかという気持ちになってくれるものになると思います。
最後に
いかがでしたでしょうか? 今回触れた内容はページを作成する上での最低ラインです。
- 近くのパチンコ店を探したい。
- 店までのアクセスを知りたい。
- どんな新台が入っているか知りたい。
- 自分の打ちたい台があるか知りたい。
- どのレート(低貸)があるか知りたい。
- 入場方法(並び・抽選)と時間が知りたい。
- 島図を確認したい。
- 何かしらヒントはないか。
上記のお客様がサイトを訪れる理由をもう一度しっかり認識した上で、各店舗様の思いを表現していただければと思います。
本記事が皆様のページ改善のきっかけとなれば幸いです。