PLP BLOG
ぱちランぺ ブログ

皆様こんにちは 株式会社船井総合研究所の中井将司です。

本日のコラムでは商圏内の検索ニーズをもとにした新台多台数導入即売却で成功している事例についてお話をいたします。 結論から言えばこのスキームを取るにはWebマーケティングを活用し、自店商圏内のユーザーが導入前の段階でどの機種にニーズを持っているか、特に全国の検索ニーズと比較してどこが高いかを把握する必要があります。特にこの手法は地域一番店企業もしくはドミナント展開をされている企業様にとって有用なものかと思います。ぜひお読みいただければ幸いです。

ではなぜ地域一番店やドミナント展開している店舗こそ有用なのか?その理由としては新台を大量導入できる資金を持っているということも必要条件として挙げられます。

また、三番店五番店ではメイン機の大量導入こそ可能でもバラエティレベルの機種を大量導入というのは現実的に困難です。逆に地域一番店では大量導入も可能なうえに購入後の売却スキームやグループ店移動も可能な為、商圏内でニーズの高い機種の大量導入かつ即売却スキームの効果が高くなりやすいのです。

しかし、バラエティ機種となると地域一番店でも、多台数購入にはリスクがあります。もちろん現在高稼働している牙狼や今後控えているスロットまどマギ、コードギアスなどは当たり前のように多台数導入されるでしょう。

しかし、バラエティ機種となると、どれを多台数買えばよいのかの判断がつかず、また全ての機種を多台数購入することは不可能です。そういった状況下でもWebマーケティングを活用し、商圏内でどのバラエティ機種を最も購入すべきかの判断を実施している企業様も存在します。

具体的にはWebマーケティングを活用することで導入の前段階からどの機種に対し、自店商圏のユーザーが興味を持っているのかを数値化し分析できるのです。具体的には商圏内のユーザーを100人とした場合に何人のユーザーがその機種に興味を持っているのかを分析することができます。そして全国数値と差異を比較することで、自店商圏内でどの機種が特にニーズが高いのかを把握できるようになります。

具体的には下記のような数値データをもとに判断しています。

数値データ

今回機種名等は掲載しておりませんが、それぞれ機種ごとに自店商圏内でどれほど検索されているかを検索ニーズシェアという数値で出しております。ここの検索ニーズシェアを全国数値と比較することで判断が可能になります。 もちろんデータの母数は重要になるので少額でWeb広告をかけている法人様では難しい場合もございます。

が、このやり方をすることにより自店商圏が全国と比較し、どの機種にニーズを持つユーザーが多いのかを分析可能になります。

実際に事例企業ではこのデータをもとに商圏内でニーズの高かった新台バラエティ機種を多台数導入し、商圏内のその機種を遊技したいというユーザーを集客、そして稼働が落ちてくるタイミングで中古売却ないし、グループ店への移動を実施しています。一見新台を多台数導入するということは当たり前のことに見えますが、商圏内ニーズを把握し、選定することで外れるリスクが圧倒的に減り、効果的な集客に繋がるのです。

本日は商圏内のニーズをもとに新台多台数購入について解説させていただきました。ユーザーニーズの分析は昨今の機種時流の中でどの機種を最も購入すべきかの判断として有用なものになるかと思います。ぜひ参考になれば幸いです。