地域一番店がすべき三番店以下制圧のWeb戦略
皆様こんにちは。
株式会社船井総合研究所の中井将司です。
本日のコラムでは地域一番店向けに年末の集客最大化に向け、すべきことをお話致します。特に現在地域一番店ポジションにあり、今後さらに集客数を上げていきたい企業様にとって有用なものになるかと思うので、お読みいただければ幸いです。
結論として、地域一番店に今後さらに成長するために今取り組んでいただきたいものとして、下記の二点が挙げられます。
- 長所カテゴリーを活用した商圏距離の拡大
- 足元シェアアップによる短所カテゴリーの稼働アップ
本日はこの二点について解説をさせていただきます。
■ 成功している地域一番店の取り組み解説
まず前提として、地域一番店が取り組むべき「短所是正のWebマーケティング」は一般的なものとは異なります。実際に9割以上の法人が取り組むべきなのは「長所伸展のWebマーケティング」となります。
今回お話する企業では、長所になるカテゴリーは足元集客をせず、Webマーケティングを活用し、今まで集客できていなかった二次商圏から集客をし、短所のカテゴリーは足元でのシェアを上げるためのユーザーを絞ったセグメント別集客で全体稼働の底上げを実現いたしました。
では弊社ご支援先での取り組み事例を解説いたします。 結論としてこちらの法人で取り組んだことは次の二つです。
源さん牙狼番長3を基点に広域集客を実施
まず初めに長所カテゴリーの中でもまだ稼働の限界に達していない源さん牙狼番長3を基点に広域集客を実施しました。その際に必要になるのが従来の販促手段ではなく、広域のかつアクティブな若年層にアプローチできるWebマーケティングです。
なぜWebマーケティングが必要になるのか？とよく質問を頂きますが、二次商圏から集客する際に従来の販促手段（チラシ、ポスティング等）ではコストが過剰になるため、というのが回答となります。実際に商圏を拡大して客数を広げようとした際に重要になるのが、二次商圏からでも自店に足を運んでもらえる若年層攻略です。
しかし、従来のばらまき型の販促手法ではターゲットを絞り切れず、ただただコストがかかるのみです。しかしWebならば欲しいユーザー層に絞り、ピンポイントで集客できるので、ローコストで集客数アップを達成できるのです 。
もちろん、ただWeb広告を配信すればよいかというとそうではありません。Web広告で集客をする際にも一般の配信手法でいくと欲しいユーザー以外への配信、そもそも非ユーザー層への配信に繋がってしまうことが多々あり、必要以上の不要なコストが発生するリスクがあります。そういった課題を打破するためには高精度なWebマーケティングが必要になります。
足元での短所カテゴリー集客
そして2つ目に取り組んだのが足元での短所カテゴリー集客です。具体的には、6号機アイムと6号機バラエティの強化を進めました。これらのカテゴリーはどんな地域一番店にとっても短所になるかと思います。しかし短所と言っても遊技しない層が0というわけでもありません。
今回の事例では、それらのカテゴリーを遊技するごく僅かなニッチなユーザー層にWebマーケティングでアプローチいたしました。具体的な営業戦略については割愛します。
が、ここで大事なのは長所カテゴリーも短所カテゴリーの集客もそれぞれセグメント別に欲しいユーザー層にだけWebマーケティングで販促をかけるということです。そこが成功している企業様の共通点になります。
■ 成功している企業の共通点
地域一番店で成功している企業の共通点は長所と短所それぞれのカテゴリーに対するWebマーケティング戦略をとっていることです。多くの企業ではばらまき型の広告でとりあえず多く配信すれば良いという考えが目立ちます。
しかしそれでは成功しません。本当に必要なユーザー層にだけ広告を届けることが地域一番店ないしどのようなポジションの店舗にとっても必要不可欠になるかと思います。今後の業績を作る上で重要な年末年始の集客最大化に向け、ぜひこれらの取り組みを推進頂ければと思います。
今回のお話が年末の機械選定に役立てれば幸いです。